Daily コンパス
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共創型リーダーの技
共創型リーダーの技と使い方
共創型リーダーとは、共創(“異質な知を融合して、新しい知を創出する”)を導く使命を持ったリーダーのことを指し、近年、目標管理の目標設定、達成プロセスの問題解決などにおいて、共創型リーダーが、その使命を果たす機会が増えております。
共創型リーダーの技とは「社員の体験で得られた事実や、多様な知識・技術に基づく創意工夫の発表、真摯な討論を通じて、それらを融合した“共創価値”の合意形成へ誘導する技」のことを言い、経営者や管理者、プロジェクトチームリーダーがファシリテーターとなって使う機会が多いと言えます。
その技の使い方を目標管理制度における目標設定・仮説検証型目標達成のケースを取り上げ、手順として例示させて頂きます。
[目標管理における技の活用手順例]
目的 | ファシリテーターの技の使い方 | |
1 | 現状の課題・問題理解、共有 | 目標に関する現状の課題・問題を全員参加で出させ、疑問点について討論、発表させ、説明、理解させる。(注1) |
2 | 目標設定 | ① 目標達成状況(問題・課題が解決された状況)討議、発表 ② 全員討議(注1) ③ 合意形成(注2) |
3 | 解決策(仮説)の創出と検証 | ① 参加者が持つ多様な知識技術で、解決策を創出(注1)発表 ② 全員で討議 ③ 複数案の検証(分担) |
4 | 合意形成 | 複数案の検証結果を発表、全員で討議、合意形成(注1・2) |
(注1)2~6名の小グループに分けて討論させ、代表者が発表
(注2)合意形成の方法は、小グループで討議の上、「衆目評価法」(個人が5点法で投票するなど)活用を推奨
[実施上の注意点]
- 小グループ別の発表内容は、全員が目で見えるように掲示することが大切
- 討論はブレーンストーミングで、お互いの批判や否定を禁じ、年齢・性別にかかわらず全員発言